朝「おばあちゃん死んじゃったね」といってリー(仮名・7歳)をギュッとしてやる。
してやる、というよりしてもらう、か?
自宅へ向かうため駅へ向かう道すがら(ホテルはひとつ隣の駅)、リー(仮名)が言う。
り「天国っていいところなんでしょ?」
——うん、そうだよ。
り「いいところだからみんな行きたいって言ってもねぇ。
死んじゃったらねぇ・・・・・・」
またまたギュゥゥゥっ。
そうなんだよ。死んじゃダメなんだよ。それがわかってよかったね。
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ウイル子(仮名・41歳)も来て、自宅を片づけてから今日は一度帰る。
通夜は明日。遺体も夕方には斎場へ。